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●続・赤い丸の内線
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前回、旧式車両と同じペインティングの「赤い」丸の内線について書きましたが、その続報です。
この赤い車両について、営団地下鉄の駅構内で配布されている小冊子「アーバン・ライフ・メトロ」2004年2月号(No.34)に記載がありました。
やはりこれは記念イベントでした。2004年1月24日〜3月31日まで走るそうです。
ただし、2月からはロッテのガーナ・チョコレートの宣伝を兼ねたデザインとなるそうです。
某CMで「We Need Color」というのがありますが、街の景観において色が果たす役割は重要だと思います。
私が学生の頃、お茶の水橋から御茶ノ水駅を見下ろす景色が好きでした。
総武線の黄色、中央線のオレンジ色そして丸の内線が神田川を横切る際に見せる赤。それらが茗渓お茶の水の緑の中に鮮やかに映える様は私にとっての東京の原風景と言っても過言ではありません。
同じく中央線沿線の飯田橋-市ヶ谷間の景観も好きでした。
特に夕暮れ時の飯田橋駅西口を出たところの景色はなかなかのものでした。赤く染まった空とそれを映すお堀、そこにオレンジと黄色の電車が行き交います。
ランニングコストや再利用性が考慮されて、鉄道車両の色が銀色になって久しいですが、
・銀のボディーの電車
・メタルとガラスと大理石でデザインされた建築物
・白・黒・紺・ガンメタの自動車
と、バブル期以降の東京の景観はどんどん無彩色に偏ってきていると思います。
そしてそれが没個性につながっていくのではないでしょうか?
もう少し「色」を使いましょうよ、お役人さん。
せめてこれから建造される公共施設がもう少しカラフルな外観にしてもバチはあたらないと思いますよ。
あまりに無彩色ばかりだと心も荒んでくるのではないか、なんて考えます。
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